社会体験研修記

今日まで3日間、社会体験に行ってきました。デイサービスセンター(老人ホームみたいな感じ)に行ってきました。
たくさんのお年寄りとコミュニケーションをとることができたんやけど、なんか寂しい気分になりました。痴呆症、マヒによって、家族からのけ者にされたりしている人や、独りで暮らしている人、このセンターでしか補助がないためにお風呂に入れない人。そのデイサービスセンターでしか外界との接触のない人。いろいろな人がいました。痴呆の人が多いから話もなかなかスムーズに続かない。会話ができない。
最初は、正直あたしになにを求めているのかとか、この研修であたしは何を得たらいいんや!と思いました。
いつもは子どもと接しているけど、やっぱりお年寄りとは違うよ。相手は、していること(できること)は幼稚だけれど、人生はあたしよりも長く歩んできてるわけでしょ。何を、どう話していいのかわかんないの、正直。つらかった。
でも、最終日の今日、新聞広告を見ながら、あれやこれやと他愛もない話をしていたのだけど、ポロっとおばあさんが、「わたしね、足がこんなんでしょ。(マヒで歩けない)買い物なんて、もう何十年もいってないの。いきたいなぁ・・。」と。何かすごく当たり前に買い物は、店にいって好きなもん選ぶだけって認識だったもんで。あ、そうか、そうだよね、おばあちゃんたちにとっては違うもんね。涙が出そうでした。
うちにもおばあちゃんがいるんだけど、年のわりには元気なのよ。ちゃんと会話も成立するし、表情だってあるし。だから、研修にいくまでは、こんなおばあちゃんを想像してたもんね。だから、余計に・・・。
なんか、自分が今何不自由なく生きている事実をもっと大切にしないとと思うね。
なんか、しんどくて嫌だなーと思っていた(ごめんなさい)研修だったんだけど、終わってみるといい経験になったかなーと思います。
明日から、この夏初、夏休みらしい観光旅行に出かけます。わーい。